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PCオーディオについて印刷物もやっと追いつこうとして来てるようですね。書店で立ち読みしてみましたけど、ネットの方が情報が明らかに早いし的確ですねえ。audithallもおかげで助かってます。 以前の記事
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本来のサラウンドとは基本的には音声出力機器が、聞く人を取り囲むように配置されるのを前提としたものを指すようです。対して2チャンネルステレオでサラウンドサウンドを実現するのは言葉の定義上、仮想サラウンドと呼ぶらしいです。さてこの仮想サラウンドについてはよく「...人間の聴覚の特性(錯覚)を利用して...」と書かれているんですけど、実はこの括弧内は偏った表現と言うべきです。それを錯覚とするなら人間が音源の方向を判断できる事全体が錯覚になるからです。
いわゆるサラウンドと仮想サラウンドの違いは人間の聴覚中枢が音源の方向を判断するための情報を、SPの位置を利用してその場で直接作り出すか、それともどこかのSPから出す音にあらかじめ折り込んでおくかにあるわけでしょう。音源の方向に関する情報の折り込みは魔法やまして偶然なんかではなくて、理論に基づくきちんとした技術ですよ。そして聴覚中枢からすればそれらが情報として等価なので音源の方向を判断できているのですから、それが錯覚であるなら本物のサラウンドシステムの定義についても「...(錯覚)を利用して...]の文言が必要なはずです。にもかかわらず一方を錯覚であるとし、他方でそれに触れないのは明らかに不合理です。 そもそもSPの位置以外に音像があるように感覚する事全体を錯覚と呼ぶべきですから、複数チャンネルを用いたオーディオシステムが全て錯覚の上に成立しているとも言えます。それをきちんと錯覚と表現するのであればそれはそれで無問題です、「広大な音場が広がる(錯覚)」とか「中央の定位(錯覚)がしっかりしている」とかね。audithall的にはスイッチを切れば直ちに雲散霧消するものを錯覚と表現してそれほど不都合があるとも思えないしね。
by audithall
| 2010-03-26 22:20
| PCオーディオ
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