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PCオーディオについて印刷物もやっと追いつこうとして来てるようですね。書店で立ち読みしてみましたけど、ネットの方が情報が明らかに早いし的確ですねえ。audithallもおかげで助かってます。 以前の記事
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実はaudithallはオーディオ用に開発されたとされる制震金属シートの厚い方のを買っておりまして、一時期使っていた事があります。過去形で語るからには使わなくなった個人的な理由があるわけです。そのうちに書こうかと思っていたらサブウーファの追加と共にこれまで聞こえてなかった特徴が新たに聞こえるようになったので、ここでまとめておきます。
大まかな印象としてこの制震金属シートは、再生周波数に比例して中音以上が暴れていってる機器の制震のために使う製品だろうと考えられます。そのような場合は相対的に低音が聞こえにくくシャリシャリと言った感じの音がするわけですけど、そんな時にこのシートを敷くと上手くバランスが取れて整った聞きやすい音になるでしょう。 ここで頭に刻んでおかなきゃいけないのは、この制震金属シートは低音から高音の方に向かってより強力な効果を発揮するものだって事です。ハイ上がりの癖をシートの特性が相殺する結果としてバランスが取れるのであって、別にこのシート自体にバランスを整える性質が備わっていて、とにかく使えば必ず音が良くなるってわけではないのです。この事は振動制御を目的とするアクセサリの全てに言えるはずで、アクセサリごとに有益な状況とそうでない状況とが存在すると理解しておくべきでしょう。 この制震金属シートについてaudithallが気になるのは音場全体が狭くなるように聞こえる点です。残響音も当然広がりが弱くなり、遠方の音像の距離感が分かりにくくなるので、音場の再現性を大事にしたい場合には痛い特徴です。ホログラフィックサウンドを目指そうと思えばこのシートの適用には慎重になるべきだと思います。 もう一つのやっかいな問題は低音の抑制が効かない事です。バスドラムのリリースが引き伸ばされて聞こえるため、力強く感じられるかもしれませんがaudithallにしてみればだらしがないです。本物のゴム足ほど溶けた雰囲気にはなりませんけど、少し似た空気が感じられます。 このシートの低音に関するこのような特性は70Hzより低い音域ではっきりしてくるものだと理解してます。NF-4Aにサブウーファを導入するまでは全然気がつかなかったからです。DORD 265サブウーファのゴム足を取り除いた後でもまだバスドラムの音が長めなので、これはDORD 265そのものの問題かと焦っていたんです。ともかくこのサブウーファのおかげで音域感のバランスが改善したので、m902から金属シートを取り除いてみたら、音場が一気に広がってラッキーと思って聞いていると、あれっ低音の応答までまともになってる~てなわけで。そんな話なら音声信号系にはもうこの金属シートは使わないってわけです。
by audithall
| 2010-05-30 18:56
| PCオーディオ
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