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10-11-17
PCオーディオについて印刷物もやっと追いつこうとして来てるようですね。書店で立ち読みしてみましたけど、ネットの方が情報が明らかに早いし的確ですねえ。audithallもおかげで助かってます。 以前の記事
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今回は脚色を効かせない方針の上であまりコストが掛からないインシュレータを探してみました。そしてコンセプトの真面目さと製品のコストパフォーマンスの良さから、KrynaのD-Prop mimi/C-Prop miniを使ってみる事にし、基本推奨に従ってNF-4AにはD-Prop miniを、またm902にはC-Prop miniを履かせてみました。 音を出しているのに矛盾した表現ですが、すごく静かですね~。SPでの再生に伴う付帯音が大幅に整理されているのでしょう、時間方向・空間方向共に音と音の間に無音の空間があるのが感じられる鳴り方になりました。背景にある静かさと合わせて音を聞いている気がしますよ。またD-Prop miniの金属部分は真鍮のはずなのに楽音への着色は目立ちませんね。 空間分解能は文句なしに高くて、音像は正面方向でSP後方にある部屋の壁まで下がりますし、また水平方向に360度、垂直方向には頭上まで音場が広がります。そして楽音の立ち上がりから始まって、反響音~残響音の立ち上がり・広がりそしてそれぞれが消えていく端までを、時間的・空間的に逐一把握する事ができます。 そして例のぶかぶかしている低音が、本来の低音の他によけいなものがまとわりついているみたいに聞こえるようになりました。そうした場合インターリンクケーブルがデスクなどに接している場所を、ウレタンなどで浮かせるとこの問題を改善できる事ができます。 しかし今回のようにあまり高性能でないシステムでこれをやると、音全体が軟調になって音楽を聞く楽しみが減りますので、ここではQuadrspireのQX Silencer 25をケーブルリフトとして使ってみます。これは切れ込みのついたアクリル製の小さな板を2枚噛み合わせ、その上にケーブルなどを乗せるものです。縦横2通りの使い方がある気がするけど、所定の性能を発揮するのはデザイン上は縦で使ったときだけだそうで。 実際にやって来たのを組み合わせてみました。遊びがあって多少ぐらつきます。説明書によればそのぐらつきを含めて性能が発揮できるのだとか。もちろん左右のケーブルに同じ数だけ使うべきなんでしょう。蛇足ながら折角ケーブルリフトを使う以上は、ケーブルが途中でケーブルリフト以外の固体に接触しないようにしないといけません。 果たして低音のだぶつきが気にならないほどに抑えられ、中高音が更に聞き取りやすくなってSilencerの効果を確実に感じられます。もう少し高音にピークがつくんじゃないかと予想してましたが、アクリルという素材の性質なのか澄んだ感じの高音が聞けます。確かにウレタンで浮かせるよりも音楽的に気持ちの良い音になりますね。 さて、このようにして低音を量的に抑える方向で設定しているにもかかわらず、低音不足をあまり感じなくて済んでますから、NF-4Aの低音の再生力は大した物だと思います。「あまり」がつくのは、バスドラムの音を目一杯低いところに割り当ててあるなど、大型のSPではじめてバランス良く聞けるように編集されている録音では、当然出せてない分だけ低音不足に聞こえるからです。これはSPのスケールから来る制限なのでどうしようもありません。
by audithall
| 2010-01-02 22:10
| NF-4A
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